私のお母さんは女優!?
歳を重ねることを楽しむ。
と日々念じている私。
一人暮らしだった母が70代後半にはいった頃同居を始めて、
家族介護が辛いだけのものにならないように、歳を取ることを観察している。
そもそも同居を始めたきっかけは、腰痛を訴え始め歳をとったなぁと感じることが多くなり、
転倒など何かあってからの同居では、自分のライフスタイルを変えることは難しいから、そうなる前に
母へ合わせていこうと思ったから。
いざ、同居を始めてみると
まぁ。S14年生まれの母親。まぁまぁ、いろいろあります。
離れていたこころは、週2-3回スイミングへ通い、毎年新しい水着をプレゼントしていました。
一緒に通っていた友達が、いかなくなり最初は一人でもいってたけど、楽しくないのかいかなくなり、
老化が目に見えて加速していった。
そんな母の名演技と言えるのかわからないけど、今日はたくさんある中の名演技2つ書きます(笑)
メガネがない!
人間、50近くなると物忘れがではじめる。
私だって、置いたものを探すことが多くなってきている。
でも、探し物をする時間がとても無駄に感じるので、
置き場所は、決めていたり、無意識に動作することを
しないようになどルール付けている。
そんな老化に伴う物忘れ。
80過ぎた頃から、母のはひどいくなる一方。
探すものN01は、 「めがね」
観察しているとメガネが一番置いたところを忘れやすい。
それで、母は考え予備のメガネを作り始めた。
やたら、メガネが増えていったが好みを変えないので、
新しく作っても似たものばかり(笑)
メガネがない。どこに隠したの?
お母さん、私は、触っていないよ。
メガネ何本必要なの!?
そんなにもっていないよ。
もうー お前はうるさい!
とこんなやりとりが日常茶飯事。
正直、一日に何回もあると笑えなくなる時もある。
そんなある日。
メガネがない。
とテレビを見ながらいいはじめたので、
母を見るとしっかりメガネをしていた。
おかあさん、口にあてているものはなに?
これは、マスク。
そうなの?鏡みてごらん。
と手鏡で母の顔を映す。
そうすると、手を口にあて、
あれ、マスクじゃない。
お母さん。メガネは口にあてるものではないと思うよ。
この行動は、一回こっきりでしたが、
その晩、相方に話してお腹抱えて笑いました~。
かまってほしかったのかなー。
もう一度やってくれないかな(笑)
お金がない!
よく探すものNo2は、 「お財布」
隠しているつもりなのか、なんなのか消えてしまう摩訶不思議なお財布。
コロナ過では、外出も少なくなりTVのニュースは暗いことばかりだった。
年金問題もよく取り上げられ、不安をあおる。
食品関係だけでなく、介護保険料や後期高齢者医療保険料の値上がりにも、敏感だ。
そんなある日、いつものように財布がないとあちこち探し始めた。
置いた場所を忘れるだけでなく、視界もせまくなっていくようで、手が届く範囲にあっても
気づかない。
見ていて面白い。
良い脳への刺激なるかと思い、ある場所がわかっていても教えない。
そしたら、何やら聞こえてきた。
ぁ~。お金がない。
生きていけない(涙)
私はどうしたいいの~。
新しいパターンだ!
様子を見に行くと、仏壇の前で涙は流れていないが声にして、姿はあきらかに泣き崩れている。
よ!お母さん、吉永小百合?みたいだよ!
なんで泣くの?
と真剣な顔で聞いてみた。
そしたら、答えず
おとーさん。私もう生きていけない。
とトートーメーに言う。
お母さん。
金がない。
生きていけない。
声にしてなげく姿は、女優だよ。
最近では、沖縄のスーパーもセルフレジか半セルフレジにほとんどなってきた。
とても残念だ。お金を数える楽しみにありがとうの会話を奪っている。
夕方の買い物散歩では、後ろからつけて一人で買い物させているのだけど、
混雑しているときは、お会計は一緒にやるようにしている。
何度やっても、操作を覚えられないから。
お札を入れておつりがでてくる。
お財布にしまう。
小銭が貯まる。
そうすると、表示される金額を見て考えてお金を投入するのではなく、
小銭を数えずにじゃらじゃら入れることを覚えてしまった。
お金の感覚がどんどん鈍り、いくら持っているのかわからなくなり、
お金がない。
と言い続ける。
お母さん、この言葉は意味がなくても、聞き続けるとボディーブローのように結構しんどいよ。
女優さん。お願いだから、トートーメーの前だけにしてちょうだいね。
母の行動を面白いに変えられるように、筆文字にして残すクセをつけている。
本だせるかな(笑)
しかし、老化のスピードを遅らせて、健康な体を維持することは、長生きする中で必要だと痛感する毎日。
まだ母は、認知ではないけど、母の老化のスピードは80過ぎた頃からスピード違反している。
いつまでも、恋もして若々しくいたい人。
すぐに食生活習慣かえましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
笑ってもらえたなら本望です。
このカテゴリーでは、家族介護について思いつくままに書いて、
思考の整理整頓しながらストレス発散します(笑)
出来事に嘘はありませんが、そのまま書くと辛いだけなので、
その時は苛ついてしまっても、母へありがとうの気持ちと私の家族も読まれる皆様も笑顔になれるように書いています。考え方を変えて感謝の気持ちをもつことで、幸福度も自ずとアップし、ポジティブな思考で過ごす行雲流水の日々です。